南予地区倫理法人会の「新型コロナウイルス特別講演会」に出席してきました。

「新型コロナウイルスに正しく立ち向かう為に学び、予防対策と社会・経済活動の両立を目指して」というテーマで、講師は、「そこまで言って委員会」にも出演されたことのある京都大学の宮沢孝幸准教授でした。

京都大学ウイルス・再生医科学研究所・ウイルス共進化分野 准教授
獣医学者医師 博士(獣医学)

以下、講演内容をまとめました。

新興ウィルス感染症はどこからやってくるのか?

ほとんど全て動物からくる。

毎年5個くらい人に新たに感染し、近年はそれがどんどん増えている。その原因として都市化や交通の発達がある。

動物から人には移っても人から人へはなかなか移らない。

これからは、起こるであろう病気を予測し、ウィルスを探し、それに対する方法を研究すべきである(予測ウィルス学)のに、厚労省からは今起こっている病気にしか予算が出されなくなった為に、未知の病気の研究が出来なくなり、2005年から研究システムが崩壊してしまっている。

なので、これから来るであろう新興ウィルスを止めることが難しい。

実はこれまでもコロナは毎年の様に流行ってきた。今回の新型コロナウイルスは7番目である。

これまでの経緯から今回の新型コロナもこの先50年は流行り続ける。

人は大昔からwithコロナだった!!

100分の1作戦

ウイルスを0にする必要はなくて100分の1にすれば感染はしない。

100個に1個のウィルスしか感染性を持っていない。

タオルのウイルスは増えない。ウイルスが増える為には細胞が必要で、細胞以外の物の上では増殖はし難い。

ウィルスはどんどん壊れていくのでドアノブなどを拭く必要もない。

また、1億5000万個の飛沫を吸い込まないと感染しないので、過剰な感染予防は必要ない。その害の方が大きい。

過去のコロナの感染数は全く同じ動きをするので、夏場下り、11月に上がる。新型コロナウイルスも同じ動きをするだろう。緊急事態宣言をしても収束スピードは変わらない。

ワクチンについて

ワクチンにはあまり期待していない。イスラエルはワクチンを接種しているが感染者は減少していない。

また、素早くウイルスは変異する。

ワクチンを打ったが為に重症化する可能性もある。

ワクチンが悪影響を与える可能性もある。

医療関係者に接種するのは時期をずらして分けて接種するべきではないかと考えている。

ワクチンを打つべきか!?

必ずしもワクチンを打つ必要ないのではないかと考えている。

99%の人は感染しない上に沈静化しているのに打つメリットがあるのか疑問である。

血管が傷んでいる基礎疾患のある方は新型コロナウイルスにより血栓が出来やすいので感染したら注意が必要であり、優先的に入院するのがよい。

クラスターを防ぐには、トイレからの感染に注意が必要。

空調よりはファンヒーター石油ストーブに変えるだけでも感染を防ぐ事に繋がる。

ウイルス学的に見て、感染の可能性がない事や人に対して、過剰な感染対策が多い事が逆に医療崩壊や経済の停滞を招いている。


ウイルスはガンを予防する可能性があり、現在宮沢先生はその研究をされていて、ウイルスには効用もあり、一面からだけでなく多方面から見る必要があると仰れて講演を終えられました。