里親なのですが、資格更新研修がありました。

愛媛県でも里親を募集しています!

https://globe.asahi.com/globe/extra/satooyanowa/index.html

『大人目線の施設』から➡︎『子ども目線の施設』へ

児童養護施設研修で訪れる松山信望愛の家には毎回、感銘をうけ、考えさせられます。

日本は海外に比べると遥かに児童養護に関しては遅れています。特に子どもの健全で安全な発達の為には、大規模な施設ではなく小規模のホーム、もっと言えば里親の家庭で育てる様にと国連から勧告を受けています。信望愛の家でも以前訪問した時の大規模から小規模ホームに分かれた施設へと立て替えられていました!

施設長のお話から、、、「それは子どもの目線で考えたの?」と職員へ問い続けた。そして、子ども達がやりたい事は可能な限りさせ、生きる力を育てている。また、子どもが夢を持てるには学力が必要と考え、施設の中に公文塾を設け、毎日通わせたり、高校生には大学生による学習指導を受けさせたり、教育に徹底的に力を注いでいる。施設内のグランドも子ども達と緑化作業を行い、自然と触れ合う癒される場所づくりを行っている。

などなど施設の取り組みを聞かせて頂きましたが、施設長の愛情からやっていることが解るので子ども達にもそれが伝わっている様に思いました。

心理士のお話から、、、、プレイセラピーとは子どもとおもちゃで遊びながら行うセラピー。子どもは、おもちゃの名前を言わずに「取って!」とわざと言ってくる、何を?」と訊くと「死ね!」と返してくる。それは、これまでの生育の中でも解って貰えなかった等の複雑な思いが込められている。その気持ちを汲み取った返事をする事でセラピーを行っていく。バウムテストで木の絵を描かせた時根っこがない、地面のない絵を描く子どもが多い。エネルギーを取り込む事が出来ない子ども達の内面が垣間見える。など、様々な方法で子どもへの理解を深めることやセラピーをされていました。

他にも、栄養士、看護師、ケアワーカー等の専門家で施設を運営されています。

以上の様な内容の研修を受けました。様々な傷を持った子ども達を施設の中で、愛着関係を構築しながら、自立へ向けて支援していくのは職員の方は大変な事だと思います。

私たち里親は、施設と連携しながら、少しでも子ども達の助けが出来たらなと思います。自分をこの世に生み出した親から大切に扱われないくらい悲しい事はありません。それでも子ども達は親の愛情を求めてます。それに応えていくのは簡単な事ではありませんが、それでも私達大人が出来ることはあると思います。