『林業はSDGs』と題していしづち・森林・林業・木材産業・第7世代の会の月例会研修で元別子銅山文化遺産課長の坪井利一郎氏が住友の伊庭貞剛 支配人が「住友が別子の山をこのまま荒蕪するに任せるは天地の大道に背くとして濫伐を償い自然に返さなければならない」と大方針を立て、多い時では年200万本合計3,825万本を植林し、そこだけで終わらず、日本全国さらに世界へと植林を拡げて行った歴史を語って下さいました。
住友すごい!のです。その自利利他公私一如の社の精神が今も生きているし、SDGsとの親和性が高い。
ここらで立ち止まって世界中で考えないと、人間が生きていけなくなる(地球がダメになる訳ではありません)として提唱されたSDGsですが、日本では昔から当たり前にあった考え方ですし、むしろそれを取り戻さないとと思いました。
中でも化石燃料は有限であるけれども、森林は再生する持続可能な資源であり、林業はまさにSDGsであると坪井先生は結ばれました。