昨日は事務所の開所式(神事)と第5回県政報告会を開催しました。

議会の報告と活動報告に分けて毎回お話しておりますが、今回のテーマは「児童虐待について其の2」です。

児童虐待については先ず命を守ることが第1ですが、その次に気になっているのが、虐待による脳の萎縮です。

福井大学の友田明美教授のハーバード大学との研究によると脳の各部萎縮や変形が虐待により見られるそうです。

脳というコンピューターの中のコンピューター思考力や判断力を司る前頭前野では体罰による萎縮が実に20%近く起こり、面前DVでは視覚野の萎縮、暴言では聴覚野での変形が起こります。

これは暴言やDVを見たくない聴きたくない為に起こるそうです。

こんな悲しい経験を子どもたちにさせたくありません。

昨年日本では、いじめがおよそ40万件、不登校が44万件、引きこもりが15歳から39歳いで70万件、そして虐待が16万件報告がありました。

わたしはこれらの根本原因は同じであると考えています。私たち大人の社会の不自然さ、本来の人間らしい感情や生活を失ってきた歪みが、一番弱い存在の子どもに現れているのだと考えています。

児相の強化が法改正によりこの4月から実施されますが、それも大切な事ですがそれよりももっと根本解決に向けた取り組みをするべきだと考えています。

例えば、ネウボラの導入や、マイツリーのペアレント プログラムの導入など、、、虐待防止の取り組みが実は他の課題の解決にもつながると考えており、進めていきたいと思っています。

今回の報告はそのような内容でさせていただきました。