瀬戸内を有する 愛媛県の使命 の一つとして美しい豊かな瀬戸内の海を次世代へ残すということがあります。

しかし、よく海苔や魚介類が採れなくなってしまったというご相談があります。

愛媛県議会12月定例会 自民党会派中田晃太郎議員がこの問題で質問されました。

実際、瀬戸内海において、近年海苔やカキの養殖における生育不良や漁獲量の大幅な減少等の深刻な事態が起こっております。

原因の一つとして考えられるのが、工場排水によりひん死の海と呼ばれていた瀬戸内海をきれいな海にするために1973年に施行された瀬戸内海環境保全臨時措置法の水質改善の弊害による栄養塩類不足です。

もう一つが人工林の放置により山から海へ栄養が届かなくなったこともあります。

また、海洋プラスチックごみによる海の汚染もあり、複合的な要因があります。

しかし、県では域内全体での海洋プラスチックごみの総量調査を行いその回収と削減に取り組んでいるところです。

今後もプラスチックごみの削減や海洋
ごみの回収等への積極的な取組んでいかなければなりません。

本日の中村知事の答弁でも瀬戸内法の改正に伴い、ただ綺麗なだけではなく #綺麗で豊かな海へ と仰って下さいましたし、

県でも栄養塩類の適切な対象海域や実効性のある栄養塩類管理計画に基づき着実な対策を行っていきます。