県議会の各委員会では地域に出向いて「地域の声を聴く会」があります。

私の所属するスポーツ文教警察委員会では、被災された宇和島市吉田中学校で「災害後の教育現場の現状と今後の取り組みについて

オブザーバーとして、建設委員会の「南予地域における建設業界の災害前後の変化と現状について

地域の声を聴かせて頂きました。

災害後の教育現場の現状と今後の取り組み

吉田中学校では、学校の校舎が30センチ以上泥水に浸かり、その校舎の復旧の間、三校の小中学校で合同で授業を行なっていたそうです。

図書館の本も全て使用不可になり、今ある本の多くは寄付によるものでした。

しかし、現在でも通学路は雨が降ると土砂災害の可能性があり、子ども達は徒歩や自転車での通学が出来ず、バスやタクシーで通学しているそうです。

にも拘らず、同じ場所に、何校かの合同校舎の建設予定があるそうです。

これからも常に災害に備えて学校運営も考えていかなければならない時代で、今までにはなかった観点での学校運営が必要だと痛感しました。

南予地域における建設業界の災害前後の変化と現状

また、建設協会の方々の声では一番多いのが人手不足で、特に3Kと言われるこの業界ではそれが深刻なのと、現在の災害復旧の仕事が終わった後に、仕事が無くなるのではないかといった不安の声もありました。

やはり、災害と、人口減少特に若年層の減少のこの二つが、今の大きな課題でありますし、その深刻度は増すであろうと思われました。