川崎市中原区と和光市のネウボラ(子育て世代包括支援センター)を訪問しました。

ネウボラは虐待防止と出生率向上の切り札として内閣府が自治体へ設置を奨励している仕組みですが、ネウボラの核心が日本では実現出来ていないと憂慮していますo(`ω´ )ohttp://www.phcd.jp/02/kensyu/pdf/2017_temp03_2.pdf

子育て世代包括支援センターとは、これまで個々に支援を行なっていた子育て支援の窓口を一つにしたワンストップ窓口であり、包括的なサービス(「母子保健サービス」、「子育て支援サー ビス」の両方を含む。)を、妊娠期から子育て期にわたり、切 れ目なく提供するためのマネジメントを行うセンターです。

内閣府が、虐待防止と出生率向上の切り札として全国の自治体に設置を呼びかけています。

業務内容1妊産婦等の状況の継続的把握2妊娠・出産・育児に関する相談に応じ、必要な情報提示

▼川崎市中原区の事例 川崎市には2000年に制定された子どもの権利に関する条例があり素晴らしいですね。<子ども最優先の原則>1990年に開催さ れた「子どものための世界サミット」があり、そのサミット宣言のなかで「子どもの福祉には 最高レベルの政治行動が必要であること」とともに,「すべての子どもによりよい未来を保障 することよりも崇高な任務は他にはない」との「子ども最優先の原則」が示されています。このような国際的な原則に基づいて条例がつくられたそうです。

▼ 埼玉県和光市の事例埼玉県和光市では、市内に5つの子育て世代包括支援センターを設け、サービスの一環として妊娠届を提出する際に、母子健康ケアマネジャーなどが面接を行います。すべての妊婦さんに対して、妊娠出産、子育て期を通じて問題点がないかリスクを予測。生まれてくる子どもごと、個別にプランを立て、継続して支援が行われていく予定です。

和光市の特徴として、ネウボラが民間主導で始まり、センターの一つと産前産後のサービスを民間のNPOへ委託しているところにあります。