平成28年に児童福祉法の改正があり、法律として初めて子どもの権利が謳われました。
初めてというのは驚くべき事です。
これまでも、法律だけでなく、政策でも子どもからの目線や子どもの気持ちとかが尊重されていないと感じていましたが!!
特に、親の元で生活する事が出来ず、児童養護施設などに措置され育った子どもは「自分の人生に自分がいない」
自分の知らないところで、(預け先など)自分の人生に関わる重要なことが決められていると感じるそうです。
また、家庭生活を経験しないので、どんな家庭を作ったらよいかわからない。
「社会に出るのが怖い。自分に自信が持てない」などと感じているそうです。
それが、里親に措置されると、里親の家庭を見る事で、自分の将来像、家庭像を描く事が出来ますし、パーマネンシー(永続性)がある安定した家族の一員として過ごし、健全に成長する事が出来ます。
【社会的養育で必要なこと】は、以下の二つかなと思いました。
❶ より家庭に近い環境で育てる(施設より里親へ)
❷ なるべく0歳に近いうちに里親に
❶については上記で述べましたが、❷の理由としては⚫︎『乳児院の存在自体が虐待』泣いても、複数を一度にみれないので、放ったらかしにならざるを得ない乳児院の現状があります。
これは欧米からは虐待と非難を受けています。家庭ではあり得ないことですから。
⚫︎虐待死の47.4パーセントが0歳である事を思うとこの時期をなんとかしなければならない。
それと、3歳までの養育の仕方が人格形成に大きな影響を与える事から0歳からの里親へ預けた方が良いと思われる。
以上の理由です。
愛媛県は他県に先んじて0歳の新生児里親委託を推進しています。
これはすごい事ですし、今後も更に進めて頂ける様支援したいと思います。