丹原で今取りざたされている問題について
ご説明とご提案をします!
憶測ではなく事実に基づき書きました!
起こっている事
- 外資系企業による農地所有
- 丹原高校の存続問題
➡地下水・農地取得許可の正当性・過疎化の加速などの不安
これまでの経緯について
一昨年わたしの事務所へ丹原町長野のT氏が「(株)イーキウイに水源の井戸を売却した覚えはないが事実上所有されてしまった。」という相談に来られました。それから、弁護士を紹介しサポートをしています。
株式会社イーキウイは外資系企業です。所在地は丹原町長野1591番地、中国香港本店、業種果樹作農業で丹原地区でキーウイフルーツの栽培を行い、現在は農地19.8ヘクタールとその中の西条市財産の農道を買収済み、将来は150ヘクタール栽培を目指しています。
当初は地元のJA東予園芸他と共同で設立しましたが、選果機の使用の支払いについて行き違いがあり、現在は協力関係にありません。
なぜ住民は売却したのか?
それは丹原の農地の地価が安価なのと、農業後継者の不在で耕作放棄地になる不安があるからです。(地域の住民へは自治会を通じて説明会が開催されました。)
市議会では市川市議がこの件について・農道の売却・企業の農地所有の正当性などについて質問をしています。(参照市HP)また、同内容で他の団体からも情報公開の要望が西条市に対して提出されています。
その後、T氏の水源の問題は解決しないまま、水源の掘削箇所は増えています。また、この話が住民の間に広がり公民会などで住民の勉強会(反対のため)がたびたび開催されました。
なぜ住民は不安なのか
- 丹原高校廃校と外資企業の買収で丹原の過疎化がさらに進むのではないか。
- 移住者も高校がないと帰ってしまうのではないか。
- 農園予定地(H30年時)の中に地元の住宅が入っている。
- 農園内の農道が売却されたため通行できなくなった。
- 周辺の農地の水不足や農薬への懸念から。
私はこう考えます
イーキウイがビジネスを行う為に企業努力をするのは当たり前のことです。
しかし、西条市が農地の中の農道を売却することは反対です。農地面積が広がった時に行政として内情の監視ができません。
行政の役割は、企業誘致を行うことと同時にリスク管理を行う事です。
しかし、
そもそも合併後もとの丹原の地域や住民を置き去りにしてきた結果、地価の低下や丹原高校の廃校案などに繋がり、今回の問題に繋がったのではないでしょうか?
丹原の問題は明日の西条全体の問題です。
西条全体で丹原について前向きな取り組みを考えていきませんか?
丹原のこのような未来案はいかがでしょうか?
丹原の農地について
- 案:どうしても売りたい時は先ず貸してはどうでしょうか?3~5年様子を見ることができます。また貸していると賃料が入り続けます。
- 案:地元の農家や農協を大切に支援します。
- 案:日本の企業や商社の誘致による農業の活性化を図ります。
丹原高校について
- 案:ITスキルやマーケティングスキルを持った農業人材・工業人材を育てて行きます。子どもの能力を引き出す教育を実践します。
- 案:自然農法の聖地を目指し人材を育てます。